■ 混相流および熱流体工学に関する研究
龍谷大学 理工学部 機械システム工学科
塩見 洋一 先生
簡単に貴研究室の研究内容をお教え下さい。
龍谷大学は浄土真宗の精神を建学の精神とし、1639年に西本願寺に設けられた「学寮]に始まり、その創立350周年記念事業として滋賀県大津市に瀬田学舎を開学し、理工学部と社会学部を開設致しました。
現在、理工学部は6つの学科(数理情報学科、電子情報学科、機械システム工学科、物質化学科、情報メディア学科、環境ソリューション工学科)で構成されており、熱流体研究グループの塩見研究室は機械システム工学科にあります。 貴研究室における流体解析(CFD)の取組み課題は?
(1)LED照明の排熱設計
(2)冷蔵ショーケースのエアカーテンの熱流動解析 (3)エアコンにおける弁周りの気液二相流解析 (4)水泳プールの水循環特性 (5)スイマーにかかる抵抗減少 「PHOENICS」を知った経緯(または、きっかけ)は?
もともと、神戸大学大学院でFortranを使って流体解析を行っていて、龍谷大学に着任して学生の卒業研究として、数値計算に何か適した熱流体解析ソフトがないか探していたところ、まだMS-DOSの時代でしたが、研究室でも導入できる低価格であり、パソコンで動作する「PHOENICS」に出会いました。
「PHOENICS」を選定された一番の決め手は何ですか?
世界中の様々なところで利用されており、プリプロセッシング、ソルバー、ポストプロセッシングが一体化されているところです。また、本研究室で取り扱っている混相流をサポートしており低価格で充実した機能も導入の決め手になりました。
実際にご使用されていかがですか?
ユーザーサポートの対応も非常に良く、学生からの質問にも丁寧に答えて頂いてます。
また、In-Form機能でプログラム全体をコンパイルし直すことなく所望の数式が組み込めるところも利用していてありがたいです。 今後の「PHOENICS」に期待することは?
毎年新しい機能が追加されており、更なる使い勝手の良さとソルバーの高性能化を期待したいです。
また、ユーザー同士の情報交換などが出来る環境もCHAM社が中心となって作って頂けるとありがたいです。
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